「勝手にしろ。」



カレは私達に背を向ける。


「取り敢えず、許可貰わないといけないのかなあって思って。」


「許可?」


「だってここは君の大切な大切な幼馴染みだからね。」



美少年くん、間違ってるよ。



「やめて。」



もう、これ以上カレを困らせたくなかった。


それにまたカレに何か拒絶される事が怖かった。



「私とこの人は…幼馴染みじゃないから…恋人でも無いし友達でも…赤の他人だから。」



だから自分から



カレを拒絶した。