「みんな、色紙を鉄平にばれないように回して書いて!!それから、ここ!!!写真貼るからね〜。」












アタシはそう言いながら、色紙の中に書いてある、薄い丸をさした。











みんな、了解した。













「ねぇ………えりちゃんはどうして、あんなに嫌がらせしてた奴に、色紙をあげようと思うの?」











向日葵が聞いてきた。











「あれはね、みんなとの思い出を忘れないように、そして編入したら寂しくなるじゃない??そんなとき、アタシたちとの楽しい思い出を思い出せば、元気が出るじゃない!!」











アタシは笑いながら答えた。












向日葵も納得いってくれたみたいだった。