「失礼します……」









私はおずおず保健室へ入っていった。











「どうぞ。」











先生が、こちらへ向かってきた。










「座って。」











微笑みながらアタシに言ってくれた。









「どうしましたか?」










「実は……心が痛いんです!!!」










アタシは真っすぐに先生を見つめた。










「ねぇ、そういうときは友達も頼っていいのよ。」









「とも……だち…??」









「そうよ。」












「なんでも一人で抱え込んじゃだめなの。友達を頼るときは、一生に一度は誰でもあるのよ??」










「………ッ」










「ねぇ、保健室って何の為にあるか、分かる?」











「それは……怪我の治療をするためにある……」












「そうね……みんなそう言うわ。だけどね、みんなのお悩み相談所でもあるのよ。………いいえ…そうであらなきゃいけないの。」











先生が真面目な瞳でアタシを見つめた。