幸せなはずなのになぜか怖かった
不意に涙が出てきた
それに気付いた鉄が手を止めた
「大丈夫か??」
「え?」
「涙が出てるぞ」
「もぅいいんだよどうせ死ぬんだし。。。好きにしてよ」
パシン
「何言ってんだよ。。。」
「残された奴らの気持ちぐらい考えてやれよ。」
あたしは殴られた頬を摩りながら鉄を見つめた。
「そんな気持ちじゃあごめんだ。」
そう言ってフラフラ廊下に出ていってしまった。
「分かんないよ残された奴らの気持ちだなんて」
アタシは涙を流してシーツに染みを残した
あたしはなんだか訳が分からなくなりそのまま倒れ込んでしまった。


