昼休みまで皆は来なかった。



そして、昼休みにも来たのは瑠唯と光希だけで慶太は姿を見せなかった。

理由……?
俺の発言が原因としか考えられないが……。

俺たちは昨日と比べても一段と重い空気に包まれながら昼食を口に運んだ。

真っ先に食べ終わった俺は、まだ少しご飯の残っている光希に話しかけた。

「なぁ、今朝のメール、転送してもらえないか?」


光希はしばらく黙って口の中の食べ物を噛み続けた。

それを飲み込むと、こう言った。

「今は教室においてあるから後でな」

俺は首を小さく縦に振り、了解の意を示した。

瑠唯でさえ口を開かないこの空気の中では、あまり口を開きたくなかったというのもあるだろう。