シン……と静かになった部屋に機械音が流れる。 視線を落とすと、床に落ちた携帯の画面に空っぽの電池マークが表示されている。 ――充電切れ……? 着信音も、ドアを叩く音も聞こえない。 「助かった……の?」 ホッとして、床に落ちた携帯を拾い上げた。 すぐに機械音も止まり、画面には電池マークの代わりに(see you)と表示された。 それもすぐに消えて、画面は真っ暗になった。 真っ暗になった画面に、ホッとした自分の顔が映る。 ――その後ろに、彩花の顔が…… 「え……」 ――ゴトッ……