「和樹ありがとう。少し楽になったよ。」


「おう。じゃあ帰るか…」
「うん。」


帰り道はお互い無言だった。
でも和樹の存在は本当ありがたかった。

「私んちここ。送ってくれてありがとう。」
「おう。どういたしまして」
「じゃあバイバイ。」
「バイバイ」


帰ったあと親に怒られた。
11時は遅いって…。


でもまだ残ってる。
和樹が手を握ってくれてた感触が…。