「あー!疲れたぁー!」


きよちゃんが机に突っ伏せた。


「ほんとだねー。早くお家に帰ろっと!」


私はそういいながらスクールバックを肩にかけた。


「あー!あたしも帰りたーい!」


「きよちゃんは部活があるでしょー?頑張ってね?」


「うぅー…。」


きよちゃんはバレー部に入っている。


もちろん橘先輩も。


「じゃあまた明日。」


「うん、倖芭バイバーイ!」


(さ、早く帰ろーっと。)


きよちゃんに手を振り私は教室を出た。