女である私が、朝方まで外で...。
私がそこまで落ちたと言う事なのだろうか?
「言いたいこと、あって来たの」
来たのって言う待ち時間じゃ、無かったけど。
きっとこの髪型や服装で、昨日のまんまだと分ってしまっているだろう。
外で寝る女....
幻滅されたに違いない。
すべてを話そうとした瞬間、職員の出入り口が開く。
「あっ、先生!!まだ帰っていらっしゃらなかったんですか?
どうです?
このまま朝ごはん食べに行きません?
急患で呼び戻されて、先生食べて無いですよね?」
きっとあの感じは、看護師さんなんだろうな...って考えた。
自分の腕を、彼の腕に絡ませている。
嫉妬する私は、未練がましい。
せっかくベンチから立ち上がったのに、視線をずらして座る。
涙は堪えるんだ自分。
別れるって決めたのも、もう限界を感じたのは自分なんだから。