夏休みが終わり、新学期が始まった。
夏の余韻が残る中、新学期が始まってから数日後に登校。


「やっと来てんやん」


教室に入るなり、力也と会った。


「起きるの、だるかってん」


伸びをしながら俺は席についた。
そしてすぐに、机に顔を伏せる。


「とかいうて、寝るんかよ」


力也は呆れてため息をつく。
…俺は知らない間に、眠りについていた。

目が覚めると、何かの授業中。


「何の授業中?」


あくびをしながら、声をだす。
眠い目を擦っていると、目の前に誰かが立った。


「理科!!」


理科教師は俺の机をたたくと、教壇に戻った。