近所にあるコンビニまで、龍と歩いていく。


「拓さん。俺、これ食べたい」


コンビニにつくなり、龍はアイスを指差す。

まぁ、連れだしたん俺やし。
おごってあげよかな。


「ええよ」


俺がジュースの棚に行くと、龍は嬉しそうにアイスを持って来た。

支払いを済ませ、コンビニを出る。


「今日、めっちゃ暑ない?」


容赦なく照りつける太陽。
額から流れる汗を拭って、俺はジュースのプルタブを開けた。


「やっぱ夏は、アイス」


隣で龍がアイスを食べ始める。

まだまだガキやな。
…そらそうや、まだ小6やもん。