…昨日の夜、先輩らと季節外れの花火した。 朝方まで騒いでたから、眠たい。 そんな俺とは正反対に、テンションの高い力也。 こういうとこ、真面目やから…こいつのことやし、遅刻せんと学校来たんちゃうか。 「学校来ただけマシやろ」 「眠たいねん」と俺は付け足した。 だが、力也はそんな俺をお構い無しに揺する。 「ちょっ、起きれって。すごいねんで!」 なにがやねん。 俺は心の中で、そうつっこむ。