やっと俺が返事したせいか、力也は嬉しそうにガッツポーズした。


「さすが拓馬!」


ほんま、よう言うわ。
「はいはい」と適当にあしらい、俺は目を閉じた。

力也の言う通りや。
おっても、しゃべらんかったらいい話や。

…第一、話す理由ないし。
てか、俺は絶対しゃべりかけへん。