「ね、見て!!」 エリンに言われ、ジョンは彼女の指差す方を見た。 「占いの館ぁ?」 ちっぽけなピンクのテントにはそんな看板がつけてあった。 館じゃなくてテントだろ。ジョンは看板に突っ込みを入れた。 「へえ、タロット占いに水晶占い、願い事も叶えます、だってさ」 ジルも言う。 「なーんにも見えないよぅ。二人とも、目いいんだね」 エリンが目を細めて。 あなたの視力が悪いんですよ。 ジョンは苦笑した。 「でも、タロットかあ、珍しいなあ」