「けど、何よ?」
「ううん、何でもない」

 サブリナは、親友に話を合わせることにした。





「おまたせっ」

 翌日、ダブルデート。待ち合わせ場所は、人気のカフェだ。

「そのワンピース、よく似合ってる」

 ローテが言った。マークは、こちらを見ては目を逸らしている。

「やっぱり、マークってば、アンタに気があるんじゃない?」
 
 ルーシーが小声で。

「まさか」