「ねぇ、ローテくんて、かっこいいよね」
親友、ルーシーの言葉に、サブリナは転びそうになった。
「いきなり、何を言い出すのかと思ったら!」
にしても、だ。いきなり、何でこの話になったんだろう?
「話とんだわよ。話題転換の単語くらい言ってよ」
えへへ、と彼女は笑う。サブリナは額を押さえた。
「だって、かっこいいんだもん」
恋する乙女になってしまったルーシーを横目に睨み、溜息を吐く。恋煩いとは厄介だ。
「溜息吐いたら幸せが逃げちゃうよ」
誰のせいよ!!
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