「でも、家に帰ったら、ダメなんだろ…?」



「大丈夫、ばれないように帰るから」




 ジャスティンはそう言って、笑う。



「あ、ジャスティン。霧吹きも持ってきて」



「わかった、エイダン」






 ジャスティンを送り出し、壁剥がしにとりかかった。