「こころ…っ、ごめんっ。気づけなくてごめんねぇ…」

美夜が泣きながらあたしに抱きつく。

「こころ…、気づけなくてごめん…」

あたしの手を強く握って
謝るはらちゃん。

ちがう。ふたりは悪くない。
悪いのはあたし。
強がってるあたしだよ…。


「ううん、謝らないで…。」





そのあと一時間。
あたしたちはずっと保健室で
話をした。