「んぁ?」

急に男の子が目を覚ました。
そして不思議そうにあたしをみて
欠伸をした。


「あんた、誰?」

初対面の奴にあんた呼ばわりされたくないわぁ…

「しんない。」


あたしはプイッと後ろを向いて
図書室から出ようよした。


「おい…!」

その時、ガシッと腕を掴まれた。

「っ!やだっ…」


思い切り振り払って
あたしは図書室を出た。