ゆっくり、ゆっくり
階段を上がっていく。
前がよく見えないやぁ…。

頭可笑しくなったのかなぁ?



ガチャ…


「あは、あはは…。」

部屋の鏡を見る。
そこには本当に無様な姿の自分。

「きたなーい…。きたなっいっ…」

ポタポタ…

「やだぁ、もう。雨漏り?雨降ってないよぉ…?」

涙じゃない、涙じゃない。
そう自分に言い聞かせても
目元は熱くなるだけ。


ポタポタ…

「ねぇ、あたしは…。あたしは生きる意味ありますかぁ…?」

「誰があたしを…、必要としてくれますかぁ…?」

ポタポタ…ポタポタ…



「教えてよぉぉおっ!!」