「無様な姿だな。はは!」 けらけら笑うお父さん。 そんなお父さんに抱きつくお母さん。 それを睨むあたし。 「なによ、その目。あたしたちが憎い?」 「ち、違います…っ」 そうだよ、憎いよ。 好きでこんな目付きなわけないだろ? 「寝ろ。御前はもう寝ろ。」 「おやすみ、こころちゃん」 怪しげな笑みで笑うお母さん。 こころちゃん? わらかさないでよ。 「…。」 「痣、冷やさないと目立つぞー」 ケラケラ