芹の腕の中の温かさに、さらに涙が出てきた。




芹「帰ったらお墓作ってやろうな?
名前もちゃんとつけて……。」



「っ……うん………うんっ…。

ごめっ…なさ……。」



芹「お前は悪くない。
きっと子供もそんな風に思っちゃいないさ。」



「っう…うわあぁぁぁっ!!」



芹「…泣きたいだけ泣け。
んで明日からは笑っていこう。
それが俺達があの子に対して出来ることだからよ。」



「っうん!!

っく……わあぁぁっ!!」




それから私が泣きつかれて眠るまで、芹はずっと抱しめてくれてた。
そんな私達を、健造さん達は優しく見守ってくれていた。









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