私は芹を真剣な目で見続けた。




芹「……わかった。
待ってるから必ず帰って来い。」



雅「組長、気をつけて下さいね。」



「…行って来る。」



私はすぐに着替え、バイクで向かった。
車より断然早く着くしね。



三宅組に約30分ほどでついた。




見つからない所に隠れ、とりあえず携帯でハッキングをした。
葉瑠は今1階のとある部屋に閉じ込めているらしい。
その部屋にはこれといって仕掛けが無いのもわかった。




「まずは葉瑠をださないと。」



私は見つからないように葉瑠がいる部屋に向かった。




ドアにはロックがかかっていたが、ハッキングしたときに解除方法もみつけたので余裕で開けれた。
葉瑠は私の姿を見たとたんに騒ぎ出した。
すぐに静かにするように言うと、静かにしてくれた。



「ここから出した後、今から言う所に交番があるの。
そこのおまわりさんに"花宮葉瑠です"って言って。
そしたら家まで送ってくれるから。」



葉「わかった。」



私は交番までの道を説明した。
解りやすい所にあるから大丈夫だとは思うけど……。



「いける?」



葉「大丈夫だよ。」



「それじゃぁ外に行くよ。」



私は葉瑠を抱っこして見つからないように外に出た。




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