「え?」
「…友達が怪我したらいつも絆創膏渡して助けたり…そういうのあるだろ?俺はそんな麗香に惚れた。もっといろんなとこにも惚れたけどな?」
そう言った後、麗香の顔は赤く染まっていた。
「…樹生って、そんなにあたしのこと見てたんだ」
「はっ!…ば、馬鹿ちげーよ!」
「だって、そんな細かいとこまで…!」
はぁ、ヤラレタ。
てか、麗香の笑顔やばい。
まじで綺麗。…違う意味でもう一度やられましたね…。
「これからも水泳がんばろうね!…頑張ってる樹生、かっこいいから」
「…泳いでる麗香は色っぽいわ~」
「なにそれ!?…からかってるの!!」
いじるの面白すぎ!
やっぱり、人は好きな人のためには変れるんだ。
それを学習した今、俺はもっと進化していくと思う。
麗香を大事にし、水泳を大事にし…二つとも溺愛し続ける。
【水泳部との恋を召し上がれ―END―】