「もーバスケに集中しすぎて暗くなったじゃん!」 「ごめんって!」 この時はまだ女と遊んでなかった。 「なー…君」 「…だ、誰ですか?」 暗くてわかんねーけど、大人の男の声だ。 「俺?俺は蘭(らん)の彼氏」 「は?」 「こいつ、あたしを待たせる馬鹿だからやっていいよ?」 「らじゃー!」 蘭は俺を裏切ったんだ。 俺はただの遊び。それからバスケも嫌いになった。