「優羽ー!」




「え?…なにー!」




俺らはすげぇ離れてるから大きな声でしゃべらなきゃなんねぇ。




ここで大胆告白ってのもいーけどよ…




さすがに優羽が嫌だろうな。




「校庭にこーいっ!」




「分かったーっ!」




俺は優羽を校庭に呼んだ。





パタパタパタ…。




その音が聞こえるほうに顔を向けると優羽が走ってきていた。




「隼人っ!かっこよかったよ!クラスの女の子たちも、みんなかっこいいって!」




「ふーん…」




あ、やべぇ。素直になれねぇ…。