「はぁ…」 俺はサッカーの練習をしに公園へ向かった。 いつもだったら隣で優羽が「またサッカー?」なんて言ってて騒がしいのにな。 なんか静かだとものたりねぇ…。 「隼人!」 「は?優羽?」 なんでだ?さっき…俺、怒らせたよな? 「さっきはごめんね。あたし…隼人が凄く好きなんだよ?」 「おう…」 こいつ、改まりすぎじゃねぇ? 「けどね…隼人、サッカーサッカーであたしのことかまってくれないから…」 「…」 たしかにな。