「翔汰くん!」 「うん?」 一人の女の子が話しかけてきた。 可憐ちゃんが俺の隣にいるのにもかかわらず。 「好きです!」 「え?…俺を?」 「…そうです!」 「そっかぁ、じゃあ…ごめんね?俺は可憐ちゃんが好きだから」 その女の子は「分かりました」と言って走って行ってしまった。