どのお城にもこのような見晴らし広場がある。
下は石畳でいろいろなイベントがこの広場で繰り

広げられたのであろう。不思議なことに欧州で
中世の時は日本でも中世で、ほぼ同時期に同じ
ようなことが世界で進行しているということは

誠に不思議極まりない。何か目には見えないが
我々も含めて宇宙には何か生命の法則というか
宇宙の意思というか、そんなものが厳然と存在

しているような気がしてならない。日常性の中
に埋没していると考え付く暇もないが、大自然
の何かに触れた時や、すごく孤独を感じたとき

などには必ずこの疑問が命の奥底から湧きあが
ってくる。オレって一体何なんだ?

中世のお城のこの石畳見晴らし広場にたたずんで
いると、いろいろな思いがよみがえる。
宗教改革もそうだ。マルチンルターは叫んだ。

「免罪符なんておかしい。それじゃあ金持ちしか天国
へは行かれない。修行せずしてお金で免罪できるなんて
絶対おかしい。本来の信仰に戻るべきだ」