あるところに本を読むのが大好きな女の子がいました。

女の子の家には大きな樹があり、その木の下は女の子のお気に入りの場所。

朝、暖かくなると女の子はいくつかの本を手に、お気に入りの木の下で本を読みます。

部屋や、他の場所で読んだりもするけど、やっぱり一番はお気に入りの木の下。

そんな女の子の名前は『アリス』

アリスはとある家のお嬢様。

だから、大きなお城みたいな家があって、たくさんのお手伝いさんがいて、とっても大きな図書室がありました。


毎朝アリスは図書室から気に入った本を手に取っては木の下で読むという生活を送っていました。