「お前の部屋狭いな…。」
 
 
「泊まらせてあげるだけでも、ありがたく思いなさいよ!」
 
 
「そうですよ、白魔。
わがままばかり言ってはいけません…。」
 
 
「はいはい。分かってるよ!」
 
 
「……………」
 
 
沈黙が続く。
 
 
その沈黙を破ったのは私。
 
 
私はとりあえず気になっていたことを聞こうと思い、口を開いた。
 
 
 
「そっそう言えば、なんか二人とも反対だよね。」
 
 
「反対って何がだ?」
 
 
 
「いや、その…
性格とか見た目とか…」
 
 
「……そうか?」
 
 
「だ…だって普通、悪魔は黒い服とか着て、目つきも悪いんじゃないのっ!?」
 
 
 
「…ぷっ!」
 
 
何故か白魔が笑った。
 
 
「ぷって何よ!?」
 
 
「お前…馬鹿?」