天使⇔悪魔

「すみません……。
けれど、この方が明友さんに雨がかからないかと…。」
 
 
 
「…ありがと、黒魔。」
 
 
 
黒魔が私を、心配してくれてすごく嬉しい。
 
 
それに、こんなに黒魔を近くで見れるのも嬉しい。
 
 
 
でも……
 
恥ずかしいって!!
 
 
 
「明友さん、寒くありませんか?」
 
 
「だ…大丈夫だよ!」
 
 
「そうですか。良かった…。」
 
 
 
ちょっ……。
 
 
黒魔が喋る度に息が……
 
 
息が……
 
 
私にかかるんですけど!!
 
 
 
これは嬉しい!
 
でも恥ずかしい!!
 
 
 
あれ?
 
なんか…
 
私、軽く変態?
 
 
 
まぁ、そんなことは気にしない!
 
 
 
「やっと着きましたよ。」