「あー!!」
 
 
そう叫ぶと、白魔が驚いた様子で私を見た。
 
「何だよ明友。
いきなりでけぇ声出しやがって!」
 
 
「暇ぁぁぁぁ!!」
 
 
「暇だぁ?じゃあ勉強でもしてろっ。」
 
 
「何よ…。お母さんみたいなこと言っちゃってさぁー。」
 
 
 
「…ん?何だろこれ。」
 
 
私はテーブルの上にあった紙をみた。
 
 
「え!?これ今日じゃん!」
 
 
「あ?何がだ?」
 
 
「私が好きなアイス屋さんのアイスが今日、百円引きなのっ!!」
 
 
「ふぅん。」
 
 
「ふぅんじゃないでしょ!
行こうよ!」
 
 
私は白魔の腕を引っ張る。
 
 
「やだ。めんどいし。」
 
 
「行こうよっ…!」
 
 
「一人で行けっ…!!」
 
 
「えー…一人で行くのかぁ。」
 
 
「どこに行くのですか?」