天使⇔悪魔

コツンッ
 
 
黒魔が軽く私の額を叩く。
 
 
「また考え込んでましたね?
コーヒー冷めちゃいますよ。」
 
 
「あっ…そうだね!いただきます…」
 
 
私はコーヒーを口に運んだ。
 
 
ゴクッ
 
「…熱っ!!しかも苦いっ!!!」
 
 
 
「苦かったですか?
甘めに入れてみたんですが……。」
 
 
そう言うと黒魔は、私の持っていたコーヒーカップを手に取り二、三口飲んだ。
 
 
「…甘いですね。」
 
 
 
……え!?
 
今のって、まさか…
 
 
間接キス!?
 
 
 
「おいおーい。
何、お前らそれって間接キス?」
 
 
そこに突然現れたのは白魔。
 
どうやらさっきから見ていたらしい。