君に恋した理由。

前にいじめられていた子を
真っ先に助けにいった。
なのに私は…その子を助けられなかった。




「美桜?」



「…あっ、ごめん。ボーッとしてた。
アハハ寝不足かな…」



「……」



私はちっぽけな人間。
その子を助けたら自分もいじめられるんじゃ
ないかって思って何も出来なかった。
心では“助けたい”そう思ってたけど、
実際に行動にはうつせなかった。