君に恋した理由。

「おーい拓也、行こうぜ!」

「おう!悪い行ってくる!」

「うん。」



拓也くんもう友達出来たんだ。
なんか嬉しいな…。

「ねぇ、やっぱり拓也って美桜の
こと好きなんじゃない?」

「梨夏…何を言ってるの?拓也くんは
私のことなんてきっと恋愛対象に入って
ないよ…。」

「そんなことないと思うけど。」

そうだったら…良いのに…。
どうして恋ってこんなに切ないんだろう。
拓也くんを見るたび胸がキューッてなる。
夜も眠れなくなる。
拓也くんは私の事…どう思ってるのかな…?

「ねぇ美桜、今度Wデートしないっ!?」

「えっ!?誰と!?っていうか私、彼氏
いないけど…。」

「拓也を誘うの!」

「えっーーーー!!」

「私まだ美桜に言ってなかったけど、
彼氏が出来たの!」

「えぇー!誰!?」


「隣のクラスの松谷翔太!」

「翔太!?いつから?」

「昨日から。」

松谷翔太は私と同じ中学校だった。
つまり拓也くんとも同じ中学校だった。
翔太はすっごく足が速くて、
陸上部のエースだ。

「おめでとう!…でも私、拓也くんの
彼女じゃないし…。」

「……う~ん…じゃあ、4人で
お出かけって事にしておこう!
はーい決定!」

「ちょっ!梨夏~!!」

「美桜、ちゃんと拓也を誘うんだよ!
明日行くから今日までに絶対誘うこと~
じゃあ、あたし翔太に聞いてくるから!
バイバイ―」