君に恋した理由。

「当たり前じゃん!ケータイ貸して。」

「…うん。はいっ!」

拓也くん昔と変わったな。
なんかすっごく
男の子っぽくなった…。


「完了。はいっ!」

「…ありがとう。」

「高校に入るのまだもう少し
先だけどそんときは宜しく。」

「うん!私にまかせて!」

「美桜で大丈夫かな…?」

「ひどーい!!拓也くん!!」

何か…全部、夢みたい…。
つい最近の私だったら今こうしてまた
拓也くんと話していることなんて
想像もしていなかっただろう。