君に恋した理由。

「ごめん。行こう…。」

「うん……?」


拓也くん達は私たちの家の近くの
アパートに住むことになった。
嬉しいけど…でもどうして
こんな急にこっちに戻ってくる事に
なったんだろう…?

…聞いちゃ…まずいかな?

「あっ…あのさ…」

駄目だ。やっぱ聞くの辞めよう。

「あぁ…そうだ拓也くんってさ高校とか
どうするの?」

「あぁ、前の学校で良いかなって
思ってたんだけど、ここからじゃ
かなり遠いし学校行くまで2時間も
かかるからさ辞めようと思うんだ。」

「…そっか…。じゃあどこの
高校行くの?」

「美桜が通ってる学校にしよう
かなって思ってんだけど。駄目かな?」

「えぇーーーーーーーーー!!」