君に恋した理由。

私はただ梨夏の後ろにひたすら
ついていった。
…一体どこに行くんだろうか?

「到着!!」

「…えっ?服屋さん?」

「そう。美桜ダサいからせめて
その日だけでもオシャレな格好して
拓也をメロメロにさせるの!!」

「…私ってダサいの?」

「うん。かなり。」

そっか。そっか。私ってダサいんだ。
……だったら梨夏に可愛い服を選んで
もらってお姉ちゃんに
負けないように頑張らなくちゃ!