【完】*花音* -秘密の赤ちゃん-






「よかった……」



意識があるからよかった……
体全体が傷付いている



できる限りでこっちで処置をしといた方がいいよね?



私はキッチンまで行き、冷蔵庫の上にある救急箱をとり三浦くんの元に向かった
傷がひどいのでどうやら起き上がれない



そうとうヤバいよね……



「……腕からやるね……」



静かに言うと三浦くんは頷いた
茜はその様子を花音ちゃんを抱きかかえていながら見ていた



そして処置が終わる頃に救急車のサイレンが聞こえた
家は静かだから響き渡る



――ピーポパーポ



「…やっときた!三浦くん大丈夫?」



「あぁ、これくらい平気だよ………」



そう言いながらもとても平気には見えなかった