【完】*花音* -秘密の赤ちゃん-






…―遡ること、少し前…



私は生徒会が終わり夜遅くになった時
だった



帰宅ラッシュで満員電車に乗っていた
私はどうにか座る事が出来た



『……ふぅ、疲れた……』



と言った時、お婆さんを見た



重そうな荷物を持っていてキツそう……



よしッ、変わろうッ



一瞬で判断した



『…どうぞ』



そして席を譲った



あの後は凄くツラかったけど………



それが彼の言っていた…―"優しさ"だった