【完】*花音* -秘密の赤ちゃん-






「…―花音ちゃんどこに預けようか…」



一人でいるのは危ないし…
かといって学校に連れて行くと退学だし…



「……どうしようか……?」



近所に知り合いいないし……



「………あッ!!
茜の家で引き取って貰おッ……」



誰も頼れない今、茜だけが頼りだった



――ピーンポーン



私は花音ちゃんを抱き上げ、茜の家の
チャイムを押した



中から出てきたのは茜だった