【完】*花音* -秘密の赤ちゃん-






『………ごめんね、茜………
電話を切らずに聞いてくれて……
ありがと……』



《……いいの、理彩が辛いと私も辛い
から……
でも、一番始めに私に話してくれたのは
嬉しかったょッ♪》



いつもみたいに明るく振る舞ってくれる
茜に感謝しながらたわいもない会話を
してから電話を切った



「……さてと、花音ちゃんごめんね
お腹…すいたよね?」



一回花音ちゃんの顔を見る



そうすると残っていた涙を拭いてくれた



「…ありがと……花音ちゃん」



そしてキッチンに入ったのだった