暗くて臭い…―



はやく……三浦くんの所に戻りたい



暖かくて優しい腕の中に
優しい匂いがする三浦くんの腕の中…



はやく…戻りたい



いつの間にか涙を流していた



それを拭ってくれたのは…―三浦くん
ではなくて知らないオジサンだった



「………だ…れ………?」



意識が朦朧とする中手足は縛られている
事に気付いた