簡単に教えてくれる相手じゃない
事は知ってるけどまさか生徒会に
いたなんて…
三浦くんに電話しなきゃ…!!
「…おっと携帯は壊しちゃえば
いいんだよね!!!」
――バキッ
携帯は儚く壊れた
くそ…ｯ!!
「……瑞穂くんと花音を連れて
行かないとお頭が怒るからな……」
…―お頭？
どっかのヤクザ？
……それとも…なに？
「―…茜だけ逃がして……
あの子はなんの関係もないの……」
「…俺はそんなに鬼じゃないからいいぜ？」
「……茜、逃げて……」
ついでに口泊で
「三浦くんを呼んできて」
と頼んだ
「…うん、分かったｯ!!」
可愛く頷くと屋上から出て行った
「…やっと２人になれたね……」
気持ち悪い……
ぞっとする………
はやく済ませないと吐きそう
なんでこんなやつ一瞬でも好きに
なったんだろう？
三浦くんの方が断然優しくて安心する
のに……
