「…なんで居場所分かるわけ?」



「俺が教えたから♪」



こ、コイツぅ〜!!
全部三浦くんの仕業だったわけね…



なんか疲れるわ〜



それにしても周りが
うるさくなってきちゃった…



これは…逃げるが勝ちッ!!



「…あッ!!
待ってよ〜、理彩ちゃ〜んッ!!」



「瑞穂さ〜んッ!!」



周りを見るとみんな三浦くんに
注目している



目立たなくてよかった…



―生徒会室



やっとついた〜
長かったような気がする…



なんで三浦くんが
私の事を付け回すようになったのか
気になるんだよね



私より綺麗な人いっぱい
いるじゃんッ
なのになんで私なんだろう?



いつもこんな事考えないのに
今日に限ってどうしたんだろう?



私らしくない…よね



ガチャ



生徒会室のドアが開いた



誰…?



…顔がよく見えない…