【完】*花音* -秘密の赤ちゃん-






バイクの男は私を連れ去ろうと
していた…!!



「………やめてッ!!
……離してよッ………!!」



こうなったら大声で叫んでやるッ!!



「オギャー!!」



…か、花音ちゃん!?



男がオロオロしているッ!!



今のうちに逃げてやるッ…



「…ま、まてー!!」



男が叫んで追いかけてくる



「………誰が待つ人なんて…いるのよ」



半分逆ギレで逃げまくる私



運動神経はいい方なんだからッ!!



「…はぁ、はぁ……
ま、待てぇ〜…………!!」



体力ないんだ……
ちょっとしか走ってないのに……



「………三浦くんの家ッ……!!」



やっとついた…!!



「……よしッ!!
逃げれた………!!」



何気に面白かったなあのオジサン



「ただいま帰りましたぁ〜」



こういうと帰れたって感じがする…



「……り、理彩ちゃんッ!!
どこにいってたのさぁ〜!!」



「……ん、ちょっと買い物……」



ドタドタと三浦くんが慌ててる



ちょっとおかしいかも……



「なんで1人で行くんだよッ!!
襲われなかったのか!?」



な、なんだか怒ってる……?



「………襲われたけど………
逃げてきた………」



「えッ!!
大丈夫だったの!?」



「………ん、平気………」



「……よかったぁ〜」



三浦くんが抱きしめてくる



三浦くんの腕の中安心する……



でもいきなりはビックリするよぉ