【完】*花音* -秘密の赤ちゃん-






………あれ?
三浦くん………いない……



「…………三浦くん…………」



「理彩ちゃんなに?」



後ろからとび出てきたからビックリして
しまった



「………どこに……いたの………?」



「え?
ちょっと由加と一馬をからかいに
行ってたんだぁ♪」



「…………そう…………」



よかった
昨日の人達に襲われたんじゃなかった
んだ………



三浦くんを排除することが目的なんだ
ものね………



………不安が消えない………



「…オギャー!!」



「………花音ちゃん………!!」



目を離してしまってた
もうお腹すいてるのかも……!!



「俺が花音を連れてきてあげるから
ゆっくりしてて♪」



――キュン―



やっぱり……優しい……



「………うん………」



三浦くんは急いで花音ちゃんを連れてきた



「お腹………すいてるのかな………?」



「オシメを変えなさい
あとお腹すいているみたいよ」



和美さんが突然言った