【完】*花音* -秘密の赤ちゃん-






「………三浦くん………?」



台所に行くと三浦くんのお母さん
らしき人がいた



「……あ、あの………
昨日は……ありがとうございました…」



ペコリと頭をさげる



「ん?
理彩ちゃんよね?
起こしちゃったかしら?」



「………い、いえ………」



「自分の家だと思ってゆっくりして
行きなさい
昨日は大変だったんだろ?
こんな美人は何日泊まってもいいよ」



やっぱり……三浦くんに似てる……
優しい所とか…顔とか…よく似てる…



「……ありがとうございます……」



なんだかとても嬉しくなって涙が出そうに
なってしまった



いつの間にこんなに涙もろくなっちゃった
んだろう………?



涙腺緩んだのかな………?



三浦くんと会ってからだ………



三浦くんのお陰で色んな人に出会えた



それが嬉しい……