三浦くんの家に行くまで楽しい
お喋りをしていた



「………楽しみ………♪」



「え?理彩ちゃんが?」



「……私だって好きで人に……冷たく
してる……わけじゃないの………
なかなかうまく…いかなくて………
友達だって……居なかったから…お泊まり
なんて…初めてだし………」



そういうと心底驚いた



「………ごめんなさいね……こんな…
……私で……」



「いいんだよ、理彩ちゃんモテるから
お泊まりなんて普通にしてるのかと思った
だけなんだ」



やっぱり普通はするんだね……
私……普通じゃ……ないのかな……?



「……理彩ちゃんは…普通だよ」



心配しないでと言ってくる彼に嬉しさが
込み上げてきた



「………ありがと…」



「…バブッ♪」



花音ちゃんが答えてくれる
私達は顔を見合わせて笑った



ずっとこの時間が続けばいいのに……



♪〜♪〜♪



いきなり携帯が鳴り出した